# MODERN style

■三条市 W様 爽やかな朝の光があふれる!家族がくつろぐ欧風スタイルのリビング

東三条駅徒歩圏内の三条市三竹は昔ながらの住宅街。

W さん夫婦は、結婚後、奥様の実家で所有していた三竹にある古い家を譲り受け、そこで暮らしていた。

奥様の実家はすぐ斜め向かい。子育てのサポートも受けやすい環境だ。

しかしながら、老朽化が進んでいた家は断熱性能が低く、夏の暑さと冬の寒さに悩まされていたという。

「西日がよく入る家だったので、夏は西側の窓のカーテンを閉め切って過ごしていました。冬は隙間風でとても寒かったですし、窓が結露するので窓回りのカビもすごかったです。それから、1階がとても暗かったので、主に2階で生活していたんですよ。でもキッチンは1階にあるので、作った料理を運ぶのに毎回階段を上り下りする必要がありました」と、以前の住まいでの悩みを奥様は話す。

そんな不便な暮らしを変えたいと、Wさん夫婦は建替え計画をスタートした。

「はじめは総合展示場を中心に見て回っていました。でも正直なところ、自分は不安の方が大きくて。資金計画や段取りも分からず、本当に家を建てられるのかな?と思っていたんです」とご主人。

そんな時に、知人の紹介でスタイルハウスに出会い、家づくりの流れや資金計画などについて、小林社長に丁寧に解説をしてもらったという。親身になって一緒に考えてくれる小林社長の人柄に惹かれ、家づくりを依頼することに決めた。

「設計においては、私たちの漠然とした希望を受け止めてプランを考えてくださって。着工の時には不安が解消し、前向きに考えられるようになっていました」(ご主人)。

そうして2017年11月に欧風デザインの新居が完成した。

「新居に求めたのは、ストレスなく暮らせること」

以前の家で最も大きかった悩みは「寒さ」と「暗さ」。

この2つの課題をクリアすることはもちろん、家事のしやすさ、食事の支度をしている時に子どもたちの様子が見えること、洗濯物をスムーズに干せることなど、家事効率がよく、ストレスのない家を選んだ。

そこで提案してもらったのが、延床面積34坪の家。4間×4間の総2階をベースに、1階部分を拡張したプランだ。

「奥行方向に長い60坪の土地なんですが、前の家は敷地いっぱいに建てられていて今よりも大きかったんです。でも、和室が中心で、使わない部屋が多かったですね」とご主人。

提案されたプランは、不快な西日が入り込まないように、南西側はほとんど壁にし、家族が長い時間を過ごすLDKには東南側からたっぷりと光が入り込むように計算されていた。

「特に朝が爽やかで、朝起きてカーテンを開ける瞬間が気持ちいいですね」(奥様)。

日当たりがいいので、冬場は日が射すだけでも部屋の温度が上がり快適になるという。

「便利な外部収納には洗車道具も」

家の前には3台分の駐車スペースを確保し、2台分のカーポートも設けている。

ポーチの軒の下にカーポートの屋根が重なるように施工しているため、車と家を行き来する際、雨に濡れることがない。

ポーチ横のアーチ型の開口部の中は、1坪分の外部収納。ここには、除雪道具やバーベキュー道具、洗車道具などを置いている。玄関横には水栓を設置しているが、これはご主人が希望したもの。「洗車をするのが好きで、以前は毎週水洗いを、月1回はワックスがけをしていました」とご主人。

グリーンの玄関ドアが印象的だが、こちらは奥様がセレクトしたもの。鮮やかな緑が入り口を明るく彩ってくれる。

「機能的な玄関から光あふれるLDKへ」

玄関ドアを開けると、目の前には曲線の框(かまち)が現れるが、そのカーブが空間に柔らかさをプラス。

再度には奥へと伸びるシューズクロークがあり、そこには家族全員分の靴や、ご主人のゴルフバック、アウトドア用品、タイヤなどが収納されている。

玄関横にはトイレが設けられているが、リビングから離れたトイレは落ち着いて過ごせる空間だ。

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玄関ホールのドアを開けると、光を抑えた廊下の先に明るいLDKが見えた。

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このメリハリが、LDKを一層広く明るく感じさせる。

1間(約180cm)幅の掃き出し窓が2つ連なるLDKは、特に午前中、ダイナミックな光で満たされる。床はパインの無垢材で仕上げられているが、太陽に照らされた木が生き生きとした表情を見せてくれた。

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踏み心地が柔らかいパインの床は、冬でもヒンヤリすることなく快適だ。「夏もさらりとしていて気持ちいいですね。子どもたちもはだしで過ごしています」(奥様)。

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リビング側の天井は梁を現しにしており、それが心地いいアクセントになっている。ワイドなリビングでは、ソファだけでなく床でもごろごろくつろげる。

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「まだ子どもが小さいので広く使っていますが、もう少し大きくなったら窓側にデスクを置いてパソコンスペースにしたいと思っています」とご主人。

「木の温もりあふれるカフェライクなキッチン」

ダイニングの奥にはキッチンがあるが、高めの壁が、散らかりがちな天板を目隠ししてくれる。

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奥の壁は床と同じパイン材の羽目板仕上げ。カフェの一角のようなかわいい棚には、家族全員の食器が並んでいた。吊戸棚のような存在感がないため、広がりも感じられる。

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キッチンには面材にパイン材が使われたウッドワンのスイージー。家具のようなキッチンは空間に調和し、温もりを感じさせてくれる存在だ。

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天井から吊り下がる照明は、アンティーク調のガラスがかわいいペンダントライト。他の照明も同じテイストで揃えられている。

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キッチンのすぐそばに両開きの折れ戸があるが、そこは奥行きのあるパントリー。

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中には可動棚が設けられていて、使いやすい高さに自在に変えられる。

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食品やお菓子などがボックスできれいに分類されており、下段にはかき氷機などのキッチン家電、上段にはキッチンペーパーなどの消耗品が置かれている。

「収納が使いやすい場所に分散されているのがいいですね。あまり物を室内に出さずに生活したかったので、とても助かっています」と奥様。

「air断熱で計画換気と全館冷暖房を実現」

洗面脱衣室と浴室はキッチンと横並びにレイアウトされており、お子様をお風呂に入れるのもスムーズだという。3.5畳分の広さを持つ洗面脱衣室は、その場で物干しができ、共働きで忙しい夫婦の家事負担を軽減してくれる。

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奥様は「家事をするにも本当に使いやすくて、不便だと思うことが何もないんですよ」と絶賛する。

また、夏も冬もエアコンの効きがよく、快適に過ごせるという。「air断熱という仕組みが使われていて、常に新鮮な空気を取り入れながら、2階にも冷暖房が行きわたるようになっています。もちろん今は窓が結露することもありません」(ご主人)

2回には2つの子ども部屋と寝室があるが、まだお子様たちが小さいため、夜眠る以外のほとんどの時間を1階のLDKで過ごしているという。

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▲2階廊下

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▲2階子ども部屋

「前の家よりも小さくなったのに、明るく広い空間でゆったりと過ごせるようになりました」とご夫婦。

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この家で一番気に入っている場所は?と聞くと、「家のすべてが気に入っているので、どこが一番というのは決められないですね。それくらい満足しています」と奥様。

築数十年が経過し、性能面でも機能面でも時代に合わなくなってしまった旧居での暮らしはもう遠い過去のものになった。「前の家では、冬に洗濯物を室内で干せば、除湿器のタンクがあっという間に水でいっぱいになっていました(笑)」。聞けば聞くほど出てくる数年前の苦労はもう過去の話。

最新の性能と、使いやすい家事動線や収納計画、そして無垢材を多用した温かみのあるインテリア。そのすべてのバランスが取れた住まいが、家族に幸せな時間をもたらしている。

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