新築におしゃれな和室をつくるメリットと注意点をご紹介します!

2023.11.30 #間取り、プランの考え方

新築住宅を計画する際、和室の有無は一つの大きな選択肢となります。
特に、日本の伝統や「和」の文化に興味を持つ方、多機能な空間を求める方にとって、和室は魅力的な選択肢でしょう。
本記事では、おしゃれな和室をつくるメリットやつくる際の注意点についてご紹介します。

□新築におしゃれな和室をつくるメリット

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1:柔軟性が高い
和室はその使い勝手の良さで多くの人々を魅了します。
急な来客があった際には、瞬時にゲストルームに変身させられます。
また、子どもの遊び場や洗濯物をたたむスペースとしても活用可能です。
畳のクッション性は、運動スペースとしても優れており、昼寝の場としても心地良い空間を提供します。

2:収納スペースが豊富
和室には押入れという広々とした収納スペースが備わっています。
押入れの奥行きはクローゼットよりも広く、衣装ケースを何段も重ねて収納できます。
突っ張り棒を用いてハンガーポールを設置することも可能です。
そのため、和室では他の収納家具が不要となり、空間をより広々と使えます。

3:「和」を感じられる
和室の畳は、い草の香りが漂い、心地良い「和」の空間を作り出します。
このい草の香りにはリラックス効果があり、心を落ち着かせます。

また、い草は調湿効果が高く、湿度が高い時には水分を吸収し、乾燥しているときには水分を放出します。
これにより、室内環境が快適に保たれます。

□新築に和室をつくる際の注意点

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1:メンテナンスが必要
和室の畳や障子、ふすまは、定期的なメンテナンスが不可欠です。
畳一枚の張り替えには、およそ8,000〜20,000円の費用がかかることが多いです。
障子やふすまの修理も考慮に入れると、維持費は決して低くありません。
これらのコストを把握し、予算計画に反映させることが重要です。

2:家具の配置に制限がある
和室では、重たい家具を置くことが難しい場合があります。
畳には家具の重みで跡がつきやすいため、家具の配置を頻繁に変えられません。
和室に合わせた家具やインテリアの選定も必要となります。

3:日焼けに注意
和室が日当たりの良い場所にあると、畳や障子、ふすまが日焼けしてしまいます。
これが原因で、和室の全体的な雰囲気や美観が損なわれる可能性があります。

特に、畳が変色すると、模様替えの際に色の違いが目立つこともあります。

□まとめ

新築住宅で和室を設置する場合、その多機能性と「和」の魅力は大きなメリットとなります。
しかし、維持費や家具の配置、日焼けなど、考慮すべき点も少なくありません。
これらの要素を総合的に考慮し、最適な選択をしてください。

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