スキップフロアの魅力とメリット!空間を最大限に活用する家づくりの秘訣

2023.11.20 #間取り、プランの考え方

新築の注文住宅を検討している人や、個性的で立体的な空間を求める人へ。
今回は、スキップフロアとは何か、その特徴やメリットを詳しく解説します。
この記事を通じて、スキップフロアの魅力や活用方法を深く理解し、家づくりの参考としてください。

◻️スキップフロアとは?その特徴と多様性

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スキップフロアは1つの階層に複数の高さのフロアが設けられた間取りのことを指します。
おしゃれで変化のある空間になることでも人気があり、何となく憧れを抱いている方もおられるのではないでしょうか。

スキップフロアは「ステップフロア」とも呼ばれ、部屋や区画によって床の高さが異なるため、それに合わせて天井の高さも変化する特徴があります。

基本的に1つのフロアに短い階段を設け、フロアごとの高低差を生み出すことで独自の雰囲気を醸し出しています。
部屋や区画ごとに床面の高さが異なるため、天井の高さも変わってきます。区画と区画との間には壁がなく、必要以上の目隠しも設置しないのが特徴です。

また、家を建てる場所が斜面になっている場合、スキップフロアの技術を活用して斜面の勾配をフロア間の段差に利用できます。
これにより、収納場所、床面積の増加が期待されるので、限られた空間を有効活用することが可能となります。

◻️スキップフロアのメリットとは

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最大のメリットは空間を有効活用できることでしょう。
従来の1階、2階という考え方から脱却し、縦に空間が広がることで間取りの自由度が増します。
では、メリットを見ていきましょう。

1.空間の有効活用
まずは、空間の有効活用です。
例えば、スキップフロアを中2階のように作ることで、3フロアのような室内にできます。

同じ土地面積でも、スキップフロアをうまく活用すれば、部屋数を増やすこともできるでしょう。
狭い土地でも床面積が多く取れるので、狭小地と相性の良い間取りです。

2.開放的な空間
壁や扉ではなく段差で仕切ることにより、全体的に光が通りやすく、開放的な空間を演出できます。
さらに吹き抜けを設置することで、より明るい家になるでしょう。

3.リビングからの景観向上
リビングとダイニングや和室が仕切りなくつながり、開放的で立体的な景観になります。

4.収納の増加

階段下や段差部分を収納スペースとして利用できるため、収納スペースが増加します。
様々な場所に収納が作れるため、収納家具は必要最小限になります。

◻️まとめ

スキップフロアは空間を有効活用できるため、独自のデザインや機能性を重視する人におすすめです。
注意点やデメリットもあるため、家づくりの際には十分な検討が必要ですが、スキップフロアの魅力を理解し、理想的な家を目指しましょう。

このような設計を取り入れることで、家族のライフスタイルや趣味を反映した、オリジナルの家を手に入れることができます。

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