2021年7月4日
「資金計画はどうやって立てたら良いのか」
このように注文住宅の資金計画で悩まれているご家庭が多いと思います。
資金計画で失敗してしまうと、住宅ローンの返済が滞ってしまいます。
そのため、資金計画は余裕を持って考えることが大切です。
そこで今回は、夫婦で押さえておきたい資金計画のポイントを解説します。
□資金計画が失敗するとどうなるのか?

間違った資金計画を立てると、住宅ローンの返済が滞り、最悪の場合、新居を失うことにもつながります。
そのため、無理のない予算で資金計画を立てることが大切です。
例えば、1000万円の予算があった場合、1000万円の住宅が購入できるわけではありません。
住宅を建てる際にかかる総費用は、全体の約70パーセントが本体価格、約15から20パーセントが付帯工事費、約5から10パーセントがその他諸経費です。
仮に1000万円の住宅を建てようとすれば、プラス30パーセントの金額を見る必要があります。
つまり、そこを見落としてしまうと予算オーバーになってしまうわけです。
また、注文住宅を購入する際、住宅ローンを組むケースが多いでしょう。
この際、自己資金を多く用意できれば、その分ローンは減りますので、毎月の返済額も少なくできるでしょう。
最後に、将来起こりうるリスクを考えることも大切です。
今は健康でも将来病気や事故によって働けなくなったり、不景気のために職を失ったりすることも考えられます。
以上を踏まえると、資金計画は将来を見据えた上で、余裕を持って立てると良いでしょう。
□資金計画を立てる際に押さえておきたいポイントとは?

では実際に計画を立てる上で、どういったことを意識すれば良いのでしょうか。
ここでは、資金計画を立てる際に押さえておきたいポイントを紹介します。
1つ目は、自己資金の額を決めることです。
基本的には、生活するのに必要な1か月分の金額の3から6か月分を貯蓄しておくと良いでしょう。
2つ目は、今の家計で無理なく返済できるのか考えることです。
例えば、月々の家賃や共益費、駐車場代などを考えると良いでしょう。
また、住宅財形や月々貯蓄をしている金額からどのくらいローン返済にあてられるのか考えることも大切です。
3つ目は、今の年収でいくらなら無理なく借入できるのか考えることです。
返済負担率は、年収に対する借入可能額の目安となるため、事前に調べておきましょう。
□まとめ
今回は、注文住宅をお考えの方へ向けて、資金計画のポイントを解説しましたが、理解していただけたでしょうか。
資金計画で失敗しないためには、余裕を持った計画が大切です。
また、前もって予算のイメージを持っておく必要がありますね。
この記事を参考して、夫婦で資金計画について話し合ってみてください。