2021年9月4日
「注文住宅で必要となる頭金って何の費用かな」
このようにお思いの方はいらっしゃいませんか。
よく頭金と混同されるものに手付金があります。
そこで今回は、頭金と手付金の違いに加え、頭金を支払う理由について紹介します。
ぜひ参考にしてください。
□頭金と手付金の違いとは
住宅を購入される際に、大抵の方は住宅ローンを利用されます。
しかし、住宅ローンで全ての費用を補う例は少なく、購入代金の一部を自己資金で支払う場合がほとんどです。
この自己資金で支払う部分の購入代金を頭金と言います。
頭金は現金で支払いますが、それに加え税金や手数料など諸費用においても現金で支払うのが原則です。
整理すると、諸費用と頭金を現金で支払い、それ以外の購入代金を住宅ローンで借りることとなります。
頭金と混同されやすい手付金は、売買契約を結ぶ際に購入代金の一部を支払うものです。
そのため、頭金の一部ではあるものの、あくまで契約を確かにするものであり、契約後買い手側がキャンセルすれば手付金を手放すことになります。
金額は大体購入代金の5から10パーセントほどでしょう。
□頭金を支払う理由とは
ここまでで頭金についての大体をご理解頂けたかと思います。
では、頭金はどうして支払う必要があるのでしょうか。
最後に頭金を支払う理由について3つ紹介します。
1つ目は、適用金利を下げるためです。
金融機関によっては、頭金をいくらか出すことで、適用金利を下げてくれる場合があります。
2つ目は、トータルで見た時の支払いを減らすためです。
適用金利が同じだとしても、頭金を払えばその支払った部分には金利がかからない訳ですから当然、総支払額は減ります。
住宅は大きな金額が動きますから、少しの頭金を支払うだけでも、トータルでみればかなり変わります。
3つ目は、返済期間を短くできることです。
住宅ローンは長くて35年借りれることが多いですが、40代で購入する場合は、繰上返済をしないと75歳まで返済することとなります。
「早めに返済を終わらせたい」、「定年まで完済したい」と思う方は多いでしょう。
あらかじめ頭金を支払っておくことで、無理なく返済期間を短くできます。
□まとめ
頭金と手付金の違いに加え、頭金を支払う理由について解説しました。
頭金を支払う必要性についてご理解頂けたでしょうか。
当社では、住宅にかかるお金についての相談も承っております。
注文住宅でご不安なことがある方は、ぜひ当社までご相談ください。