日本家屋の定番で、「和」の雰囲気を漂わせてくれる「縁側」。
この記事では、縁側の魅力についてご紹介します。
また、家づくりで縁側を取り入れる際の注意点についてもあわせてお伝えしますので、是非参考にしてみてください。
□家づくりで設ける縁側にはどのような魅力がある?
「和」の雰囲気をぐっと高めてくれる縁側ですが、その他にもたくさんの魅力があります。
*温度調節してくれる!
縁側を作ることで部屋の温度を調節でき、省エネ効果が期待できます。
夏場は直射日光を遮ってくれるので、エアコンを使わずに済みますし、冬場は冷気が部屋に入ってくることを防ぐので、暖かな空間を作り出してくれるのが魅力的です。
*家族で集まる空間になる!
縁側は古くから、天気の良い日にお茶をしたり日なたぼっこをしたりと、家族や近隣の方々が集まって楽しむ、憩いの場・コミュニケーションの場として機能してきました。
また、季節によって風変りする外の景色を楽しむためにも最適なスペースです。
*部屋を広く見せてくれる!
縁側と部屋の高さを統一することで一体感が生まれ、部屋を広く見せてくれる効果があります。
さらに、床材をそろえて縁側と部屋の雰囲気を合わせることで、より統一された雰囲気になり、開放感のある印象を与えてくれるでしょう。
□縁側を設ける際の注意点は?
ここまで、縁側の魅力について解説してきましたが、心地の良い縁側を作るために覚えておいてほしいポイントがあります。
縁側を作るときにまず意識してほしいことは、「縁側で何をしたいか」をしっかりイメージすることです。
お庭を眺められる空間を作りたいのであれば、お庭に面した部分に縁側を設けなければなりません。
また、雨の日に洗濯物を干せるようにしたいのであれば、日当たりの良い南に面した部分に作る必要があるでしょう。
「縁側が欲しい」気持ちから何も考えずに作ってしまうと、本来叶えたかった目的にそぐわないものになってしまう恐れがあります。
より具体的なイメージが決まっていればいるほど、家づくりの担当者も設計しやすくなり、理想に近い縁側に仕上がります。
「縁側で何をしたいか」を明確にしたうえで、担当者と話し合うようにしましょう。
□まとめ
縁側はご自宅の雰囲気を高めてくれるだけでなく、機能性でも優れていることが魅力です。
この記事を読んで「縁側を作りたい」とお思いになった方は、「縁側で何をしたいか」を明確にしたうえで、家づくりのプランを立てるようにしましょう。