2020年8月12日
注文住宅をお考えの方で、ベランダやバルコニーを付けるべきかお悩みの方は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、ベランダを無くすことで生まれるメリットやデメリットについて解説します。
□あえてベランダを無くした住宅のメリットを解説
ベランダやバルコニーを無くすことのメリットについてまずは解説します。
第一のメリットとして、「ベランダを無くすことで住宅の面積が広くなる」点が挙げられます。
室内の収納スペースや、部屋の面積の増加など、空間に余裕を持たせることができるのです。
2つ目のメリットとしては「防犯の観点から安心できる」点が挙げられます。
ベランダがあるということは、必然的に外から出入りできる手段が増えるという事です。
夜はシャッターを閉めていても、日中は開けていますよね。
そのときに、つい鍵を開けたまま外出してしまうこともあるかもしれません。
ベランダを無くすことで、そういった防犯上のリスクが減少します。
3つ目のメリットとして、「費用を抑えられる」ことが挙げられます。
ベランダがあると、その分だけ建築にコストがかかるうえ、定期的な防水加工のメンテナンスも欠かせません。
ベランダを無くすことで、そういった手間をまとめて省けるのです。
さらに考えられるメリットとして、洗濯動線の改善が挙げられます。
ベランダが無くなり、重たい洗濯物を2階のベランダまで持っていく必要がなくなるため、非常に使い勝手の良くなる動線が実現できるのです。
□ベランダを無くすことで生じるデメリットとは
一方、ベランダを無くすことでのデメリットもあります。
1つ目のデメリットとして、「エアコンの室外機を2階に置けなくなる」点が挙げられます。
ベランダがない場合、一階にエアコンの室外機を置くことになります。
そうなると排水ダクトを長々と一階から二階まで延長する羽目になり、見栄えが悪くなるのです。
2つ目のデメリットは「緊急時の避難ルートが減る」ことです。
ベランダは災害時をはじめとする緊急時において大いに役立つ脱出経路及び避難場所となります。
ベランダを無くすことで、避難ルートが減るのは大きなデメリットといえます。
□まとめ
今回はベランダのない注文住宅のメリットやデメリットについて解説しました。
必須と思われがちなベランダですが、固定観念を無くすことで生まれる住宅の形もあります。
今回の記事が、注文住宅でベランダをつけるべきか悩んでいる方の参考になれば幸いです。