2020年12月25日
注文住宅の間取りを検討中の方で、キッチンの動線について悩んでいる方はいませんか?
もしもキッチンの動線を失敗すると、使いにくいキッチンになって毎日する家事なのにも関わらず、料理を作るのが億劫になるかも知れません。
今回は注文住宅の間取りを決める時に気を付けるキッチンの動線について紹介します。
□キッチンの間取りの失敗例を紹介!
キッチンの失敗するパターンは主に3つあります。
1つ目は、オープンキッチンで余りにも開放的にしてしまった場合です。
来客時に、ゲストがリビングに行くまでにキッチンのシンクまで見えてしまうこともあるので、いつもキッチンの隅々まで掃除しておく人は良いですが、それ以外の人はキッチンを開放的にしすぎない方が良いでしょう。
2つ目は、棚の奥行を大きくしすぎて、逆に使いづらくなった場合です。
キッチン周りにはお皿や料理道具などをできるだけたくさん置きたいのはわかりますが、棚の奥行を広くしすぎると奥の物が取りにくくなるので、奥行を決めるときに何をどれくらいの量を収納するのかを考えると良いでしょう。
3つ目は扉の開閉方向に関する失敗です。
例えば、間取りの設計時点では、棚を置くためのスペースを取っていたのに、実際は扉と重なって置けなかった場合や、回り込む必要があって使いづらくなる可能性があります。
間取りを決めるときは、扉の開閉方向を意識するのが良いでしょう。
□キッチンのワークトライアングルを重視しよう!
キッチンのワークトライアングルとは、シンクと冷蔵庫とコンロ間のそれぞれの距離です。
一般的にはシンクと冷蔵庫間の距離が1.2メートルから2メートル、シンクとコンロ間が1.2メートルから1.8メートル、コンロと冷蔵庫間が1.2メートルから2.7メートル間であることが良いとされています。
この距離が適切に取れていると、調理が非常にやりやすくなります。
この時に料理の時に最初は冷蔵庫、次にシンク、次に調理台、最後にコンロという風にどの順番で利用するかを考えると、どの順番で配置したら良いのかがわかります。
右利きの方へのおすすめは冷蔵庫、シンク、調理台、コンロと右回りの配置です。
左利きの人はこの逆回りに配置するのが良いでしょう。
□まとめ
今回はキッチンの間取りの失敗例と、ワークトライアングルについて紹介しました。
特に使いやすいキッチンにするために、ワークトライアングルは意識したいですね。
皆さんも注文住宅のキッチンの間取りを考えるときに参考にしてはどうでしょうか。